ベルリンの街
ブランデンブルグ門です。有名な門ですね。
門の上には女神様が乗った馬車とそれを引く4頭の馬。
ちょうどこの門を境目に街は東西に分かれ、この美しい門の前にベルリンの壁がありました。
ベルリンは歴史の波に翻弄された街。
それを証明するように、古い建物のそれらの柱には弾丸の跡が見て取れました。
ベルリン大聖堂。お気に入りの1枚です。この宮殿の柱にも弾丸の跡が。。。
国立歌劇場に美術館。
この日は晴れたり曇ったりだったので、暗くて分かりづらいのですが。。。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会。
広島の原爆ドームのように、
当時の傷跡をそのままに残し
戦争の悲惨さを訴えています。
数ある歴史を語る建物の中でも
特にこの教会は訴えるものが多く圧巻で、
立ち止まって見上げたまま
しばらく動くことが出来ませんでした。
ひとつひとつの建物に歴史の重みを感じずにはいられません。
ベルリンの壁の名残なんてもうどこにもなくって、これがたった15年ほど前に
実際にあったものとは信じられません。
「ベルリンの壁博物館」も見学しました。
どうやって東側から西側に逃げてきたのか、というのがメインに説明されていました。
旅行用トランクに入る、とか車の車内シートの下に隠れる、
とか、実際に使われたものが展示されていました。
東側の人たちの生活の苦しさ、不自由さは想像以上で、
見ているだけでとても胸が痛くなりました。
たった15年前までこんな生活が存在していたのか。。。
何不自由なく学校に通い、何が幸せなのかなんて考えてもいなかった頃
ここでは何とも不自由で時には悲惨な生活が繰り広げられていた・・・。
平和な国で育った私にはどうにも想像しがたいものでした。
by mo0621 | 2004-10-19 20:52 | ‘03春・夏~Europe旅行記